Androidとは、Androidの歴史と歴代バージョン・コードネーム

Androidは、Googleが開発し提供するモバイル端末のオペレーティングシステムです。スマートフォンやタブレットに代表されるタッチスクリーンの端末用のOSとして設計されています。現在は、モバイル端末だけでなく、テレビ用のAndroid TV、自動車用のAndroid Auto、腕時計用のWear OSなど派生版も誕生し、様々な情報機器に使用されています。

Androidは、25億人を超える利用者のいる世界で最も利用されているモバイル端末のオペレーティングシステムとなっています。

Androidの歴史

Androidは、2003年10月にカリフォルニア州、パロアルトを拠点として、Andy Rubin, Rich Miner, Nick Sears,, Chris Whiteによって創業されました。創業当初の目的は、2004年4月に投資家向けピッチとしては、デジタルカメラ市場向けの高度なオペレーティングシステムを提供することでした。その後、カメラ市場は目的とするには十分なサイズではないため、派生版としてAndroidを、SymbianやマイクロソフトのWindows Mobileなどと対抗するハンドヘルド（携帯型情報機器）のオペレーティングシステムとして位置づける方向性を打ち出しました

2005年7月、GoogleはAndroid社を買収しました。主要なメンバー、Rubin, Miner, Whiteは、Googleに加わりました。Googleの買収後のAndroidの取り組み、状況は、携帯電話向けのソフトウェアを開発しているという情報程度で、ほとんど公開されていませんでした。

2008年初めに公開されたAndroidを使用した情報機器携帯電話（スマートフォン）プロトタイプは、当時の主要な情報処理機能を持つ携帯電話、BlackBerryに似たものでタッチスクリーンは備えず、QWERTYキーボードを備えていました。

しかし、2007年にApple iPhoneが登場したことで、Androidは一からコンセプトの見直しを行われることになりました。

2008年、当時携帯電話で圧倒的なシェアを持っていたNokiaとスマートフォンのメインメーカー、BlackBerryの両社は、iPhone 3Gに対抗するタッチベースのスマートフォンを発表しました。そして、Androidの注力分野も結果として、タッチスクリーンのみに切り替わりました。

Androidの最初の量産版、Android 1.0は2008年9月23日に市場に投入されました。以降、Androidは数多くの更新が行われ、オペレーティングシステムの機能向上、新機能の追加、不具合の改善などが行われて進化してきています。

Androidのバージョン

2008年9月23日にリリースされた最初のAndroid 1.0には、コードネームはありませんでした。バージョン1.1 は、非公式にはPetit Fourとして知られています。

以降のバージョンは、”Cupcake” （カップケーキ）、”Donut”（ドーナッツ）、”Eclair”（エクレア）と言うデザートかおかしの名前が付けられているのがネーミングの特徴です。

Android バージョンとコードネーム

Androidのバージョンチェック方法